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熱海殺人事件のmikanmcsのネタバレレビュー・内容・結末

熱海殺人事件(1986年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

以下ネタバレはしてませんが、本作を貶しておりますので本作をお好きな方、未見の方はご気分を害さぬよう、ここでお引き返しください。

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懐かしや、つかこうへいの超有名戯曲の映画化ですが、名作「蒲田行進曲」に比べて本作はそれほどでも。。でした。

仲代達矢、志穂美悦子、風間杜夫と芸達者な役者が揃っているのですが、会話のテンポが悪くて盛り上がりに欠ける。仲代達矢演じる伝兵衛も始めこそ面白かったですが、ずっと一本調子なので観ていて飽きます。クライマックスの熱海の海岸の再現シーンもセットが安っぽくて観ていてつらいです。(ハヤクオワンネエカナ。。)

「人は殺せても、簡単に犯人にはなれない」など、原作のつか戯曲のセリフの面白さはあります。しかし(日本映画の常ですが)所々セリフがよく聞き取れません。でボリューム上げると急にでかい音楽入ったり、風間杜夫が大声で叫ぶんで、ボリュームさげたりして。。。疲れるわ。いつも思いますが日本映画の録音技術ってどうなってんの。(ちなみに音楽は「アート・オブ・ノイズ」の丸パクリ)

つかこうへいの戯曲は面白いですが、映画としてはあまり感心しない出来でした。
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