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緋牡丹博徒 花札勝負のodyssのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)
3.5
【盛り沢山】

(以下は9年前に書いたレビューです。)

BS録画にて。シリーズ第3作。
舞台は明治中期の名古屋ですが、かなり盛り沢山な内容です。

冒頭、盲目の少女が線路に入り込んで危うく列車に・・・という場面で、お竜さん(藤純子)は少女を救います。その母からはいたく感謝される。ところが後でこの母娘と再会することに。

さらに、ニセの緋牡丹お竜が出没しているらしいとお竜さんはほどなく知る。

また、お世話になっている一家の息子(大学生。明治中期ですから、大学と言ったら帝国大学、つまり今の東大しかなかったはず)と敵対する一家の娘が恋仲に。というわけで、ロミオとジュリエットを助ける役目もお竜さんに。

加えて、たまたま敵対する一家にお世話になる若い侠客として高倉健が登場。彼との因縁もそれなりに。

そういう映画なので、まあ退屈するヒマもありません(笑)。

ただ、私は花札のやり方を知らないので、賭博の場面での勝ち負けの原理がよく分からなかったのが、残念。賭博は、丁か半かのほうが単純で分かりやすいですね。
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