…and justice for all.
アル・パチーノ主演70年代傑作法廷ドラマ
1つの事件を追うのではなく、本物の弁護士のようにいくつもの事件を抱えていて、その中で正義や人権や倫理観、そして何より法律にもみくちゃにされ、それでも道を誤らぬよう必死に踠きながら突き進んでいく。
アル・パチーノらしい熱のこもった弁護士姿に圧倒されます!
俳優としてのリー・ストラスバーグは初めてだったかも。
メソッド演技でいつもお世話になってました♪
熱血弁護士アーサー・カークランド(アル・パチーノ)。
頑固判事フレミングをぶん殴ったりしている。
依頼人は
女好きの金持ち親父
純粋な黒人のオカマ
冤罪で服役中の青年
などだ。
日々彼らの弁護で忙殺される中、ハチャメチャ判事に付き合ったり、倫理委員会にキレたり、同僚弁護士とイチャイチャしたり。
そんなある日、フレミングが強姦で逮捕される。
しかも政治的理由から、アーサーに弁護を依頼してきて……
ラストの長台詞、感情が爆発するシーンは流石アル・パチーノ!
からの、あっけらかんとしたオチもイイ!!
罪人は罪人、どんなに弁護しても悪人なんだ。
と、やる気がなくなる弁護士も多々。
依頼人も世間も、もう法廷なんてただのゲーム感覚でみんな適当。
そんな中、どんなに報われなくても真っ直ぐに進み続け、挫折して、それでも歩み続ける弁護士の物語でした。
脇役がまたイイ味を出している♪
同僚のジェフリー・タンバーの適当に見えて繊細なキャラクタ。
法廷で発砲したりヘリコプターで墜落したりする判事のジャック・ウォーデンも笑える!
同時進行で様々な事件が起きて忙しないけれど、それがとてもリアルな傑作ドラマでした☆