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子供たちをよろしくのkyokoのレビュー・感想・評価

子供たちをよろしく(1984年製作の映画)
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物乞いやゴミあさり、売春で日々食いつなぐ子どもたちの路上生活を赤裸々に映し出したドキュメンタリーは、ヒューマニズムにあふれた演出(と言っていいと思う)と芸術性の高さで、「面白かったねー」「ねー」とまるでマーベルものでも観終わったかのように言い合う後ろのカップルの気持ちは分からないでもないけども。
親たちの毒っぷり、海に還った少年、娼婦と言うならなり切ってやるぜとばかりのコスチューム…ずんと重くなった心にトムウェイツの歌詞が優しすぎて泣いた。

当時14歳だったタイニーはたぶん私とほぼほぼ同じ歳だと思う。性病を心配しながらも、妊娠したら中絶はしない(殺人はしない)と言っていた彼女は、今どうしているのだろう。と思ったら、『TINY: The Life of Erin Blackwell』という作品で30年後の彼女を見ることができるという。観たいような観たくないような。。。
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