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最後の無法者のHKのレビュー・感想・評価

最後の無法者(1941年製作の映画)
3.3
同名のジョン・フォードの西部劇もあるようで紛らわしいですね。
こちらの最後の無法者とは、かのビリー・ザ・キッドのこと。
原題はズバリ“Billy the Kid”。
同名のモノクロ作品のカラー・リメイクだそうです。

監督は後に『ダラスの熱い日』を撮ったデイヴィッド・ミラー、本作が初監督作だとか。
ビリーを演じるのは『哀愁』の二枚目スター、ロバート・テイラー(当時30歳)。
黒ずくめのアウトロー・ファッションで歴代のビリーの中でもかなりスタイリッシュな出で立ちです。
そして、左利き。まだビリーの左利き伝説に疑いが生じてなかった頃の作品ですね。

若くして無法者となったキッドが21歳の短い生涯を終えるまでのお馴染みのキッドの伝記映画とされていますが、その後の作品群と比べると史実はかなり脚色され、シンプルでオーソドックスな伝説の美談(?)にまとめられています。
パット・ギャレットに近しいキャラも登場しますが、キッド以外の登場人物はみな名前も変えてあるようです。

モンスター役者のロン・チェイニーJrがクレジットされていましたがどの役かは不明。
なんせ私はモンスター・メイクした顔しか見たことないもので・・・

話は変わりますが、レビュー・アップの際にジャケ写が未掲載の場合はfilmaさんにお願いするとすぐにアップしてくれる場合と、いくら待っても未掲載のままの場合があります。
本作は2日程でアップしてもらえましたが、掲載の条件に何か基準があるのでしょうか。
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