虹島流浮

マルタの鷹の虹島流浮のレビュー・感想・評価

マルタの鷹(1941年製作の映画)
3.6
ジョン・ヒューストンの監督デビュー作。
元祖フィルムノワール映画。

その後に監督する『黄金』とか『アフリカの女王』とかを先に観ていると、財宝の「マルタの鷹」を探し求めに行く壮大な旅を繰り広げるのだろうと思ってしまうのですが、語りと談話と論議の内に収まる、渋い探偵ものでした。

フリッツ・ラングの『M』でお馴染みピーター・ローレがまたしても不気味を体現。

ハルコンネン男爵みたいなシドニー・グリーンストリートの圧倒的存在感もたまりませんね。