本編2クール目前半のしんどくて停滞したシーンは適度に容赦なくカットしつつ、きっちり本編の内容を消化しつつ劇場版ならではの追加描写もやってくれるので、本編視聴済みの人にも楽しめる部分があると思います。
銀河手裏剣など、大真面目にダイナミックすぎる描写に「これはもしかして笑わせようとしているのか?」と思えてしまうシーンがいくつかあるのもガイナックス作品らしくて見どころ。
テレビ放送で見ていた時は1週間ごとに視聴者に叩きつけられていた「荒唐無稽なことが起きる→断言的な説明をして問答無用で納得させる」という力技な流れを、2時間ちょっとの再生時間に濃縮して連続で叩きつけてくるので、本編視聴時とはまた違った味わいがありました。