トムコーディ

プラトーンのトムコーディのネタバレレビュー・内容・結末

プラトーン(1986年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 この映画はやっぱりエリアスとバーンズですよね。主人公のチャーリー・シーンが入隊しベトナムへ送り込まれる際、この2人に出会い、誠実なエリアスに対して傲慢なバーンズ、なかなか勝てない戦場下、常軌を逸したバーンズが村民をも殺してしまう。その事に許せなく上官に報告しようとするエリアスを、罠にはめて戦場に1人置き去りにし、それでも走り逃げて、その時味方のヘリはすでに上空へ、ベトコン兵達から射たれなが命からがら逃げるエリアス、最後は両手を上げる様に死んでしまうのがあのパッケージの名シーン。その事に気が付き始めるチャーリーは・・・ベトナムの過酷な戦場で何を見て何を感じるのかという映画。
 やはり戦争ものは考えさせられますね。ランボーや地獄の黙示録然り、帰還兵の孤独やPTSDなどの戦争後遺症を長年患う人達が数多く社会問題になっています。戦争は死者や怨恨、悲しみしか生み出さない。なぜ人は戦争するのでしょうかね、同じ過ちを先人達が何度もしてきて記しているのに。