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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のkazu1961のレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
4.2
▪️JP Title :「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」
Original: ※※※
▪️First Release Year : 1995
▪️JP Release Date : 1995/11/18
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-550 再鑑賞
🕰Running Time : 80分
▪️Director : 押井守
▪️Writer : 伊藤和典、(原作 士郎正宗)
▪️Music D : 川井憲次
▪️Cast. : 田中敦子、大塚明夫、山寺宏一
▪️My Review
押井守(原作者 士郎正宗)が世界に誇るアニメですよね!!オリエンタルでカオス、エロティックな世界観、そして人間とAIの融合、違い。。。こんな普遍的なテーマを1995年、ネットがやっと
常時接続になり出した時代に産み出したことに驚愕です。
作画の素晴らしさやデジタルを駆使した画像の美しさはもちろん、押井監督独特のシュールかつ重層的な作品世界が秀逸です。主人公・草薙素子が「戦うヒロイン」としてエロティックで魅力的であることはもちろん、人間の姿が風景に溶け込む「光学迷彩」というガジェットの視覚的な驚き、多脚戦車との重厚な銃撃戦などリアリティ溢れるアクション演出が際立っています。

ネットが世界を覆い、人間の可能性は大きく広がった近未来。 草薙素子は公安9課に所属するサイボーグ。ある時、公安9課に1人のサイボーグが拘束されました。しかし外事6課が強引にも彼を連れ去ってしまう。激しい攻防の末、彼を取り返した素子は、彼から思いもかけない申し出を受け。。。このタイミングで人間とAIの融合、または共存、そんな普遍性のある不快テーマを扱ったことにほんと感服します。
本作、士郎正宗原作の人気マンガを押井守監督が映画化した作品です。美しい背景、空間の質感まで丁寧に描写し、奥行きを出してアニメの弱点をかなりの点で克服したCGは、押井監督のアニメーション技術の集大成ともいえます。世界各国で上映され、ビデオリリース時にはアメリカのビルボードでビデオ・セールス第1位を記録しました。今日のアニメを語るうえで欠かすことのできない作品であることは間違いありません!!

また以下のように世界の映画界にも大きな影響を与えています。
ジェームズ・キャメロンは、「大人のSFに刺激を受けた。素晴らしい作品だと思う。いろんな点で最高」と語っています。お気に入りのシーンは水面に浮上するシーンと博物館の銃撃戦、ネットワークに入り込むシーンで、水面に映るビルや信号には詩的さを与えていると述べており、自らの映画『アバター』もその影響を受けたとしています。
ウォシャウスキー姉妹は、『マトリックス』を監督するにあたって様々な要素を取り込んでいます。オープニングの黒い画面にグリーンの文字が流れる通称「マトリックスコード」、後頭部にプラグを挿す、ビルの屋上に着地した際に地面のコンクリートがめくれ上がる、ロビーでの銃撃戦で柱が粉砕される、市場での銃撃シーンでスイカが被弾して割れる、全裸で水溶液に浸かる人間などは本作と共通しています。(参考:Wikipedia)

▪️Overview
士郎正宗のSFコミック「攻殻機動隊」を押井守監督がアニメーション映画化。西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍を描く。ある日、某国情報筋から、国際手配中の凄腕ハッカー・通称「人形使い」が日本に現れるとの情報が9課に寄せられる。隊長の草薙素子と9課の面々は人形使いの痕跡を追うが……。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気が高く、押井守の名を一躍世界に広めた代表作。ウォシャウスキー兄弟の「マトリックス」(1999)など、後のハリウッドSF大作へも影響を与えたとされる。(引用:映画. com)
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