見る人によって感想が変わりそう。
大きくは、男か女かによって感想が違うだろうし、若い子が見るか年とって見るかでだいぶとらえ方は変わるでしょうね。
ストーリーは、元大学教授が、奥さんにアルツハイマーの兆候が見え始めたため施設に入れることになる、というもの。
わたしゃもう、この手の映画は、自分もいずれこうなるんかなというちょっとした恐怖映画でしかない。
ただこの作品は、若い頃の夫婦の関係性が影を落としていて、夫婦ってのはしょせん他人同士なのに、何十年の間に何か違う愛憎を含んだ形状のものになっていくのかな。
監督は、『テイク・ディス・ワルツ』の人か。あれは、不倫のその後…という妙なリアルさが怖かった。いずれも、人が思う「負い目」というものの呪縛の一部を描いていた気がする。
