ニクガタナ

アウェイ・フロム・ハー 君を想うのニクガタナのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女優サラ・ポーリーの長編初監督作品。
施設のルールで30日間面会禁止、解禁後会いに行ったらそこにいたのは自分のことをすっかり忘れて他の男とイチャつくアルツハイマーの妻フィオナ。主人公グラントは若い頃はラッセル・クロウ似のモテ教授。かつて自分が女子大生たちとしてた浮気、それに対して妻が芝居して罰を与えようとしてるんじゃないかと疑う。うわーこれは最後どういう感情で観たら良いのか分からない。神さまひどいやと思うのか、ひどいぜフィオナと思うか、グラントは何を思ったのか。上手く行かない人生を描いてるの?老いてなお想い合い、愛し合うのは素敵。辛さは控えめだがアルツハイマーという病はほんと残酷な罰のようだ。そろそろ治るようになっても良いんじゃないかな?ヒューマンドラマとして甘くて苦いなかなか得難い味わい。この後に続く監督のテイストが感じられるそんなひとサラ。
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