いっちー

ゴースト もういちど抱きしめたいのいっちーのレビュー・感想・評価

2.2
1990年に公開された映画「ゴースト」を日本がリメイクした作品。
オリジナル版はラブストーリーの皮をかぶったコメディありホラーありの娯楽作品でしたが、日本版はコメディ等の面白かった要素をごそっと抜き出しラブに特化したものになってました。

やってる事は死んだ人が男と女逆転してるだけで、流れはオリジナルと一緒です。
ただ、オリジナルでの長年付き合ってるカップル設定ではなく、今作は出会ってまだ数日で急接近したカップルなんで話の展開に無理のある所が多々ありました。
後、唯一幽霊と交信出来る霊媒師役は樹木希林さんが演じてますけど、上にも書いた通り出来るだけコメディをそぎ落としての展開なんで彼女との友情もそこまで深める事なく、最後はふらっといなくなってました。

「ゴースト」って有名だし、さらにラブに特化しとけば客が釣れるだろうと安易な気持ちで作った感が丸出しでひどかったです。

唯一良かったのは、一時期皆こぞってモノマネしていた頃のあの芦田愛菜ちゃんがこの映画に存在している事です。
「芦田愛菜だよ!」の感じで「ゴーストだよ!」って言ってくれてます。
なんかちょっと感動しました。
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