ねまる

ゲームのねまるのレビュー・感想・評価

ゲーム(1997年製作の映画)
3.7
大学で映像作品を作っていた頃、テレビやYoutubeの企画を真似してバラエティを作っていた人たちがいた。
恋愛もののドッキリは御法度というルールがあって、それはもう遊びの範囲で抑えることが出来なかったから。
(主に撮る側、時々見る側が)面白がって作る以上に、仕掛け人、ターゲットを傷付ける可能性があるから。
恋愛ものに限らず、誰かを騙す行為をどこまで遊びとして面白がれるだろうか。より広くに見せるメディアは面白がってやってるんだろうか、真似する可能性を鑑みないのだろうか。
なーんてことを考えながら見てた。

この作品は、弟の誘いで"ゲーム"に参加した主人公の話。
どんでん返しの作品として知られているだろうから、作品についての詳細は書かないよ。

傲慢な金持ちである主人公を、嫌な奴と思って見ているのに、いつの間にか、主人公目線で動悸がしてくるようになってるから、
デヴィッド・フィンチャーは流石だと思った。

オープニングが、『サクセッション』そっくり。
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