もりりた

シックス・センスのもりりたのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.0
児童精神科医マルコムの家に不審者が。正体は幼少期にマルコムの治療を受けたヴィンセントで、恨み節を吐き捨てマルコムを急襲。1年後マルコムが出会ったコールという子はヴィンセントと全く同じ特徴を持っていた。

拗らせた子供が初めて話せるおじさんと出会って、自身の宿命に向き合う話と思いきやラストで一転笑 マルコムとコールが絆を作る過程と悩めるコールママ、妻アンナの葛藤など周囲も丁寧に描かれ。一方でイマイチ見所に欠けるなと思ってたらその平坦さ自体が壮大な前振り!手の中で転がされた悔しさで、あれだけ無視されたらマルコム気付くだろ!と屁理屈も言いたくなる!

後半にかけ穏やかなコールの素性が見えてきて冒頭の悪ガキ印象がやりすぎな感じはあり。とはいえ何度も会って話して考えるマルコムが殻を破ったのは納得で、生意気でも聞く姿勢が大事だなと。両手を頭に考えるマルコムのオーバーアクションも可愛かったな。任務完了、これからはアンナと向き合って仲良くと思いきや後戻れない事実が判明。洗剤入りスープレベルのメチャクチャな衝撃だったのでは!少しでもアンナと一緒にいられた意味では良かったのかな…

見返すとマルコムに対するコールの言葉の意味が変わってくるだろうし、マルコムがいる各シーンの状況も全然変わってくるだろうな。少なくとも2回楽しめる技アリ名作!
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