偽装結婚でベルギー国籍を取得、更に別の偽装結婚で出店資金を稼ごうとする移民ロルナの物語。
ダルデンヌ兄弟の他の作品とちょっと違います。
最後にグサリ、ではありません。
驚きは中盤にやって来ます。…
始まって10分で自分もこの映画の中の世界で生活しているようなリアルな感覚になる。それがダルデンヌ作品のスゴいところ。車の音、話し声、騒音、街の中の音、音楽や脚色がない。遠い外国のオシャレでもない、特…
>>続きを読む麻薬中毒者のクローディは母親に縋る子供のようにロルナを慕う。対するロルナは冷たくあしらう。あくまでも「道具」でしかなかったクローディに揺れるロルナの心情。ロルナがクローディを抱き締めた翌日に見せる笑…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
主人公は偽装結婚という犯罪に加担してるわけなんだけど、その目的が恋人と自分の店を持つため、というとても純粋なもの。淡々とした主人公なんだけど、時折垣間見れる純粋な部分が魅力的に映った。そして偽装結婚…
>>続きを読むかなり前に観たんだけど今でも印象深い作品。ヒックヒック言うほど泣いた。
ロルナの心の痛みが嫌ってほど伝わって。
基本的にはみんな無表情だったりするんだけど、ほんの一瞬笑顔があったり涙が流れていたりす…
息子の眼差し以来のダルデンヌ作品
ここにでてくる【祈り】って言うのは罪に伴う罰で、決して良いイメージのそれではないと思った
ダルデンヌ作品って殺伐としてる中にほんの少し、ありふれた情景で温かみを…