エリック・コットの"映画撮ってみた"!
まず期待してはいけない。
これはあくまでウォンカーウァイプロデュースの、エリックコット初監督作品かつオムニバス(一応?)かつ実験映画である。
金城武とカレン・モクのかっこいいジャケ写みたいなシーンはない。
ただ映像に関してはウォンカーウァイ(ドイル?)節の効いたような湿度の高い香港が見られる。
そして序盤の20分ぐらいは監督がボツ案などを語りながら女装、変装をしまくる。
ドキュメンタリーであり、メイキングであり、インタビューであり、本編。
中盤の夢遊病の女の子の話は好きだった。
たぶんみんなそういうのが見たくて見るんだと思う。
あれをもう少し肉付けして最後までやってくれれば、、
最後の作品は絶妙にコミカルかつ間延び感があるが、作品内でも本質的に初恋を描いている、この映画の核みたいな部分なのかもしれない。
あとは監督の涙が見られる、いいやつなんだろうなきっと
やたら瓶コーラが飲みたくなる映画