このレビューはネタバレを含みます
「男性(マスキュラン)という言葉には顔(マスク)と尻(キュ)がある。」
「なるほど、男をバラバラにしてもその二つは残るわけだ。…ところで女性(フェミニン)の方は?」
「何も残らない。」
からの伏線回収オチがかっこいい…。ほんとに会話が詩的で知的でクールなんだよな。意識高い系とか揶揄されようが、一回おしゃれなカフェとかでこういう会話してみたいもんですわ。
難解な作品が多いゴダールだけど、自分が成長したのか、作品との相性がよかったのか、今回は割と普通に楽しめた。まだまだ「軽蔑」も「カラビニエ」も「中国女」も見れていないが、一度「勝手にしやがれ」から見返してみよう。と思える鑑賞だった。