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放蕩娘のmat9215のレビュー・感想・評価

放蕩娘(1981年製作の映画)
4.0
成人して久しい娘が父親に激しくぶつかっていく。メンヘラ女を活き活きと演じるジェーン・バーキンと、曖昧な表情を浮かべたまま受け身に徹するミシェル・ピコリ。会話の切り返しが多い中で、バーキンがピコリに頭突きするところがアクセント。バーキンの表情や所作がはっとするほど美しい。ドワイヨンとバーキンの蜜月時代。『二人だけの舞台』の頃、ドワイヨンが「ジェーンで次々と映画が撮れてしまう」と語っているのを読んだことがある。メンヘラ演技は、娘のシャーロット・ゲンズブールに継承されている。
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