ドント

暗闇にベルが鳴るのドントのレビュー・感想・評価

暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)
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 1974年。『ハロウィン』(78年)以前のクレイジー殺人鬼ホラー。女子寮に変態電話がかかってくるし、寮生や管理人さんがいなくなって超こわいの巻。
 元ネタのオチおはなしのトロ、霜降りの部分をさっさと出してしまうし、キルカウントも少なくて恐怖描写も薄味で、旨味があまりない。主人公のドラマとか色々足してあるけど98分もやる感じではない。
 が、ラスト3分くらいで「おおっ! やるゥ!」と感心した。スラッシャーのテンプレが固まらない時期ゆえの怖さとでも言おうか。あと子供殺しの真相は不明で、死体が2つめっかんないまま終わるのも禍々しい。
 一方、この感じで82分くらいならねぇ……長いねぇ……と悩ましかったのも事実。荒削りだが、と褒めるにも惜しさが先立つ。惜しいッスねぇ。ユニコーン殺人と子供合唱隊のクロスカッティングシーンは見事。丸メガネモジャモジャ友達が可愛らしい。(長文感想お休み中)
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