Takumin

シャイニングのTakuminのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.8
~あらすじ~
小説家志望のジャック・トランスは冬期に閉鎖されるこのホテルへ管理人として妻のウェンディ、息子のダニーと共に訪れる。
雪が降り積もる中、外界から隔離されたホテルで過ごす3人。
ジャックは小説の構想を考えようとするが、良い案も無く苛立ちを募らせる。
しかしその苛立ちは次第に常軌を逸し、ホテルでも怪異が起こり始める。
そして遂にジャックは妻子を手に掛けようとするが…

~感想~
娯楽作品として具体的に評価出来るポイントや観どころは鑑賞するまで釈然としない作品ですが、鑑賞直後でさえ一口に傑作とも駄作とも、或いはその中間とも言い難い。

ですが、普通の幽霊や殺人鬼が出てくるホラー映画とは違うものが強くあります。
それは、観る人によって解釈が違い受け取り方が違うのでこの作品に対しての感情により変化していくと思います。

自分は、現実世界や自然との不均衡が精神を蝕む様に忍び寄り、知らぬ間に這い上がって観る者の胸を満たしてしまう事が『シャイニング』最大のホラー要素だと感じました。

ホラー映画が好きでなくとも『シャイニング』は無視出来ない作品であり、まさにホラー界の金字塔です。
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