じゃいろ

マラソン マンのじゃいろのレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
3.7
70年代らしいハードサスペンス
歯医者の拷問シーンが有名だが、そこ自体は思ったほどではなく、それ以外の暴力描写の方がエグかった
主人公が典型的な巻き込まれ型であり、更に自分から謎を解いていくわけでもないので巻き込まれ感がより際立つ
それもそれで面白く話が転がれば何も問題ない

ナチ残党モノとしては面白いが、ストーリーラインが少々追いにくい
脚本が惜しい印象だが、それ以外の暴力描写や主人公の追い込まれ方がエグくてその点では楽しめる

主人公の大切な人たち(兄や恋人)のせいで事件に巻き込まれるシチュエーションや、孤独感を感じる主人公が結局この事件が終わってもいつも通りの生活に戻ってそうなのがグロい
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