ジョン

めまいのジョンのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
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ヒッチコックのジャンルにとらわれない面白さが炸裂していて、ラスト10分の恋愛メロドラマからサスペンスにギアチェンジするところがとても良かった。軸はミステリーだと思うけど、そこのストーリーも複雑ながらもしっかり筋が通っていて面白かった。
恋愛ものとしても理想の女性像を押し付けられるジュディとトラウマに押しつぶされた男のすれ違いが見事にサスペンスの中に入り込んでいた。
高所恐怖症の脳内を再現するカメラのピンチアウトやサイケなアニメーションの表現力はさすがとしか言えない。自分も高所恐怖症なので、そうそう!それ!と思いながら見ていた。
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