私は残虐的でグロテスクな表現で恐怖を煽るような映画や漫画が嫌いです。
名前もない人たちがあっけなく亡くなってしまう。
その痛みは描かれない。
我々が目にするのはフィクションの話だけど、世界のどこかでは本当に同じようなことが行われていて
不適切な画像や動画はAIのようなもので選別されているのだと思っていましたが、やはり不完全でコンテンツモデレーターの方が判別してくれていることを知りました。
どこの誰とも知れない人に心を寄せて痛みを受け取ってしまう。
事実を直視して消していく仕事。
『見知らぬ人の痛み』ってタイトルがすごいなと思いました。
ラストシーン
主人公の痛みを想って一緒に泣いてくれる人がいてよかった。少しだけ温かい気持ちになりました。
27分でこんな映画が作れるんですね。
