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トラブル・ガールのichikawaosamuのレビュー・感想・評価

トラブル・ガール(2023年製作の映画)
4.0
大阪アジアン映画祭

小曉はADHDの少女。学校では孤立し、家でも母親とはうまくいかず、父親は仕事で不在がち。彼女を理解してくれるのは担任のポールだけだった。しかし、嵐の日、彼女は母親とポールの不倫を見てしまい…。(ここまで映画サイトからの引用)

ADHD多動症と言う言葉をよく聞くようになったのは最近のように思う。まだ、正しく認識されてないところもあるようにも思うし、自分の理解も十分ではないと感じている。小曉の言動を通じて少しは理解が進んだように思いたい。

目の前での我が娘の言動を周囲がどのように受け止め、理解しようとするのか、が大切なのだと思う。そして、何をトラブルと判断するかは周囲に居る人が決めていることであって、我々が広く認知、理解していく事が必要なんだろうな。

母親の振る舞いが自己中心的で何でも他責になってしまっていたのは、父親不在であったり周囲の環境による要因もあったかと。だから、担任の先生に救いを求めると言う形で不倫になってたけど、ここはボクの認識を超えてたような気もした。

タイトルの「トラブル・ガール」が、小曉だけでなくその母親もそうであるのだと。ただ、それも我々がどのように判断してるのかに依るけれど。
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