アキ・カウリスマキの約5分の短編。
ポルトガルの北西端、ジェレス国立公園内にある深い山に囲まれた小さな村・Bicoの冬。
1970年代に電気が通り、10年後には多くの若者が村を去り、残ったのは老人と牛と羊のみだという。家畜飼育を手伝う犬たちが頼もしい。
祖母、母、娘、孫らしき4人の女性。母が綿花から上手に糸を紡ぐ。その近くで静かに陽を受けている3人。孫の女の子もすぐに村を出て行くんだろうなぁ。
男性が奏でるアコーディオンの音色が冬の空気に心地よく響く約5分間の、地図にも載らない小さな村の貴重な映像。
