プラットホームのfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

ジャジャンクー1本目。
年の瀬に視聴期限に追われながら観るには難しかった。難しかったけど嫌な感じはしなかった。
最近観たウォンカーウァイやヴィムヴェンダースのようにモノローグを使わないので、これぞ映画だという気分で観たけど、観客の読解力に頼りすぎていると思った。
中国のことを全然知らないので「20年後が2000年」という話が出てくるまで2000年当時の中国の田舎町の物語だと思いながら観てしまった。時代の当事者としてのリアルな空気を映していると思って観ていたので「20年前はこんな時代だった」という皮肉的な視点も込められているのかと思うと少し複雑な気持ちになった。
基本的に1シーン1ショットの映像はとても良かった。プロデューサーが森昌行だったのでキタノブルー感があった。
登場人物の衣装も良かった。