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水深ゼロメートルからのunkoのレビュー・感想・評価

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)
2.7
生理と水着への抵抗で水泳の授業を欠席したココロ(濱尾咲綺)とミク(仲吉玲亜)は補習として水のないプールに貯まった砂の掃除を課せられる。
掃除を始める2人だが、そこに現水泳部部長のチヅル(清田みくり)や、元水泳部部長の3年生のユイ(花岡すみれ)が現れ、手伝ってくれることに…。

高等学校演劇研究大会で文部科学大臣賞を受賞したものを映画化。

90分でこの内容はかなり攻めている。男女の性差1本槍。
掃除も全く効率的ではなく、さらにココロに至っては嘘までつきサボる始末。
4人もいて、ダラダラと掃除をしながらどうでもいいことを喋るのをただ見る90分。

途中のココロVS女教師(さとうほなみ)が一番の盛り上がりどころではあるが、ココロの言い返しが幼稚すぎる。見てられない。
「義務教育じゃないんだから校則が気に食わないなら辞めれば?」と返されるだろと思っていたら、教師が退散笑

チヅルも水泳の授業で男子に負けたことを根にもっていますねぇ。野球部のエースであれば過去スイミングスクールで選手クラス並みの子だったかもしれないし、
現役スイマーではなくても普通に負けることはあるでしょ。それこそ性差だけではなく同性でも競争はあるのだし、女子だけの悩みでもない…。

監督がもう少し脚本に手を加えないと90分間もたせられないと感じました。
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