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奇跡の子 夢野に舞うのちのレビュー・感想・評価

奇跡の子 夢野に舞う(2024年製作の映画)
3.6
東京で見れる最終日だと昨日知って、チケットを即購入。
上白石萌音さんナレーションという入り口からこの映画に出会いました。ありがとう。

タンチョウを呼び戻すことを発端に、人と自然の共生、過去と未来、そして希望の物語だった。
始めは、「やらなくてもいいけど、やったら夢があること」を実現するするために動く14人の農家の話だと思ったし、実際動いてみないと分からないことを強い気持ちで進めていく彼らに勇気をもらった。
でも後半、水害の歴史や治水工事?の反対運動を通して、タンチョウを呼び戻すことが地域を未来に繋げる「必要なこと」なのだと気がついた。
始めはけたたましく感じた渡り鳥たちの鳴き声もタンチョウが現れてからは歓声のように聞こえた。

「僕たちのタンチョウじゃないから」
何のためにと反対することは簡単だけどできると信じて向き合う農家の方たちの歩みを見ると、邪魔をしないでくれと思ってしまう中、自然は人のものじゃないと悟っている加藤さんの言葉が心に残った。

国がプレハブ小屋を建てた経緯や遊水池の真ん中に高台を作る過程はもっと見たかったな

サルルンカムイ、湿原の神様タンチョウかっこよかったな。最近Eye Love Youでも聞いたね
萌音ファンのみなさん、萌音の「うめぇ」が聞けます。
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