りょうすけ

The Search for One-eye Jimmy(原題)のりょうすけのレビュー・感想・評価

3.0
「片目のジミー」

映画学校の学生レスは、自主制作映画を撮影するために故郷であるニューヨーク、ブルックリンに戻ってくる。知り合いのエドの弟「片目のジミー」が行方不明になったことを知り、ブルックリンの一風変わった隣人たちに話を聞きつつ、ジミーを追ったドキュメンタリーを作り始める。

スティーヴ・ブシェミ、ジョン・タトゥーロ、サミュエル・L・ジャクソン、サム・ロックウェルなど有名俳優が多数登場する。日本ではDVD化されておらず、VHSが販売されたのみの模様。メルカリでVHSが安く購入できたため鑑賞したけど、なかなか個性的なコメディ映画だった。

「パルプ・フィクション」が同時期に公開されたこともあり、パッケージでブシェミとサミュエルが強調されているが、サミュエルに関してはかなり登場シーンは少ない。しかし、なかなかなインパクトは残している。

印象としては「レザボアドックス」とか「パルプ・フィクション」みたいなキャラ要素を雑に取り入れて、スパイク・リーっぽさを加えたB級映画って感じかな。出演者が豪華だから感覚がバグるけど、安っぽさは感じる。

また、コメディ要素がしょうもなくて笑ってしまう。奇人、変人がメインで登場する映画で、それこそタランティーノだったり、初期のガイ・リッチーの「このダサさがかっこいい」というのを狙って失敗した感じかもしれない。キャラとしての魅力は薄いけど、俳優の演技力と魅力でカバーしてる感じ。

「サム・ロックウェル、どこで出てきた?」って思ったけど、超重要人物としての登場だった笑 「イン・ザ・スープ」の時も思ったけど、若い頃のサム・ロックウェルマジで気付けない笑
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