菩薩

これで三度目の菩薩のレビュー・感想・評価

これで三度目(1952年製作の映画)
3.8
流石ギトリは役者だとある意味唸る。なぜだか日本人に愛されNO.1のNTRモノだし、ヴェーラで観たらジジイたちが事あるごとにガハガハ鳴り出す光景が目に浮かぶ。冒頭はお馴染みの丁寧な人物紹介から入り、自由恋愛主義者らしい唐突な恋模様が大量のベシャリに乗せて強引に展開されていく。ドッペルゲンガーの様に瓜二つの2人を決闘させる為にフェンシングの防具を被せるのが賢い、剣道のやつだと若干隙間が心許ない。キレッキレの編集芸が目を惹くし、終盤の「枢機卿ですがなにか?」展開は宗教批判的な意味合いが…全く無さそうなただの開き直りでずりぃ、私は父だし神は子であるあなたに乗り越えられる試練を与えただけだ、日常生活で使っていきたい一コマである。相変わらず顔だけじゃなくて態度もでかいギトリの良いところが出てる。
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