このレビューはネタバレを含みます
多くの勢力がそれぞれの思惑で動くコナンには珍しいスタイルのミステリー。ミステリーとしての出来は歴代でもかなり高いと思う。チェイスシークエンスなど映画らしい迫力の場面もしっかり押さえてある。
お宝の正体が今となっては価値のない暗号機だったというのもコナンとしては珍しく、切なさもあってよかった。
一方で、キッドとコナン達が馴れ合いすぎ問題は今作で臨界点に達している。もはやただのやんちゃな友達みたいな感じで捕まえようとするポーズすら取らなくなってる。
そしてラスト、平次の告白から主題歌の入りで最高の終わり方をしたのになんで茶化すかなー。長年のファンはあそこで泣く人も多いだろうに茶番にされてしまってどう思うんだろうか…
