マジで素晴らし過ぎたヤバい…。
街のモニターに映された南国の風景に思いを巡らせたあと、毎日見ているであろう仕事帰りの電車の窓の外の風景を、わざわざガン見する という演出がすごすぎて、そっから一気に騙される。
あと車内での会話シーン、確かにそっから撮るしかないんだろうけど、そっから撮るんだ!?っていう感動覚えた。冒頭と終わりの部屋のショットは言わずもがな最高。特定の場所への人の眼差しを表現することに力が注がれていて、そこに大いに賛同した。『Here』とよく比較されてるアピチャッポンの映画にも“場所”への情念みたいなのは出てくるけど、アピポンのそれは具体的な場所というよりはロケーションとして見せらてる気分になるんだよな。そこが大きく違う点だと思った。