みかぽん

コンテイジョンのみかぽんのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.7
とあるITベンチャー企業は今、「渋谷100台プロジェクト」を展開中。で、こちらに設置のカメラには渋谷に集まる人々の年齢や属性が記録されている、と発表し、物議を呼びました。要するにこれは監視(カメラ)を用い、例えば以下のような情報収集を行い、言葉は悪いけど、それを必要とする媒体に売るってお仕事が既に始まっているってこと。
ex:40代/男性、同席者有り(30代/女性)、ブランドAを着用/所持、休日12時より渋谷に銀座線で到着、ヒカリエでランチ、 明治通りを通り、宮下パークへ低速で移動(ショッピング目的を想定)、月3回目(前回:休日◯曜日)・今年10回目の渋谷、ヒカリエ来店数◯回、前回店舗A・Bにて購入を実施・・・
って怖い…😱。
カメラが動く限り、遡って蓄積された過去動向も辿れちゃうってハナシなんです。

戻して本作、グウィネス演じる人妻ベスが香港出張ついでにマカオでカジノを楽しみ(ここで新種のウイルスに感染)帰り道ではシカゴに立ち寄り元カレと再会して浮気。その後、自宅に戻って発症、死亡。
の流れでアメリカの感染第一号となった彼女は、プライバシーを全て追跡されたうえに、死後の解剖では(まるでネイティブ・アメリカンとの戦いに敗れた騎兵隊員のように😱)頭皮を剥がされ、オマケに病理学者から「うわぁ…何だこれはっっ!」と怯えられる懲罰的展開。(色んな意味で怖い、つか本人の行い以上にその末路が気の毒過ぎて同情を禁じ得ず…💦)
未知のウイルスの蔓延阻止に挑む人々、パニくる人々、騒ぎに油を注いで一儲けし、逮捕後もシンパの献金で無事保釈される人気ブロガー、、はもはやあるあるの既視感なのだけど、話は再び戻り、私が一番衝撃を受けたのは、本作を鑑賞した翌日、前出の渋谷監視カメラのニュースとグウィネス演じる人妻の末路とがじわじわ重なり思えた末恐ろしさでした…😨🥶。
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