社会のダストダス

ファミリー・プランの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

ファミリー・プラン(2023年製作の映画)
3.4
アッポーティービープラス作品。マーク・ウォールバーグ主演作品、娘ちゃん役には見覚えがあると思ったが、『スケアリー・ストーリーズ』の子だった。現代も邦題もファミリー・プランだが、プランと思われるものは全て破綻するよくあるドタバタ劇。

殺し屋の過去から足を洗い今は家族を持っているダン(マーク・ウォールバーグ)が、SNSに上げられた顔写真から身バレしてしまい、家族に事情を隠したままベガス旅行と称して逃亡するアクション・コメディ。比較的地味だけど良質なドラマ作品が多いアッポーでは珍しいタイプの作品か。現時点でフォロワーさんは一人もレビューしていないあたり、アッポーでの需要は薄いのかもしれない。

製作から関わった映画なのか、『CODA』みたいに権利だけ買った映画なのかは知らないけど、アッポーはアクション系の映画のバリエーションはあまり無い。クリス・エヴァンスとアナ・デ・アルマスの『ゴーステッド』が既にあるけどお手軽なノリも大体同じ。Netflixなら配信された週だけちょっと話題になる温度感の作品といえばしっくりくるか、とはいえ私はそこそこ楽しかった。

マーク・ウォールバーグは表の顔は中古車販売員の役だが、休日どこにも行かないくせに筋肉バッキバキのため、家族には頼りなく思われてるみたいだがどういう説明をしているのか、さすがに家族に気づかれずにあのガタイを維持するのは無理だろうと気になった。この手の映画の例にもれず、息子はキャッチボールに付き合ってくれず、娘からは少し見下される、お父さんの心労は尽きない。

マーク・ウォールバーグはリアルだとちょっと怖いイメージだけど、優しいパパの役は良く似合う。