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遠い一本の道のkのレビュー・感想・評価

遠い一本の道(1977年製作の映画)
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戦前、国鉄に長年勤めてきた夫とその妻を描いている。
左節子演じる妻は夫が鉄道会社に勤めているという情報だけで相手の顔も知らずに結婚した。
子どももできて仕事も安泰だったが、国鉄に次第に近代化、合理化の波が押し寄せる。
機械の導入によって人減らし、減給が行われ、それに対抗し組合運動が起きるようになる。

子どもの成長具合で時間の経過が感じられる。
ドキュメンタリーのような映像に現場の人々の声を挿入。
高度経済成長下の近代化・合理化の影響を、仕事現場と家庭の両方の視点から描いている。
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