このレビューはネタバレを含みます
ずっと観たかったこの大作を映画館でみることができました!
一言でこの映画について説明するならば、「チンピラ2人組とフジ子ちゃん的したたか美女の三角関係ドタバタ劇を、歴史的な戦争にのせて。」という感じ。主演の3人は善人というわけではなくて、欲望に素直なパワフルなお人柄。
マルコは陽気なチンピラから、悪友を踏み台に真の悪党へと変貌してしまう。個人的にこの辺りからすごく面白かったです。
前半から後半のマルコの役者さんの演技の振り幅がまるで別人ですごかった。
タルコフスキー監督のノスタルジアを観た時も感じましたが、平和な現代の日本に生まれ育った私にとっては、監督たちの祖国への郷愁を心から理解するのは難しいなぁと思います。監督たちのものすごい熱量は感じるのですが。
映画館でのんびり映画を観ていられる幸せな日々に感謝、というのが今日の私の感想。