ichikawaosamu

一月の声に歓びを刻めのichikawaosamuのレビュー・感想・評価

一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)
3.5
「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督が、自身が47年間向き合い続けてきた過去の出来事をモチーフに撮りあげたドラマ。北海道・洞爺湖の中島、伊豆諸島の八丈島、大阪・堂島の3つの「島」を舞台に、それぞれ心に傷を抱える3人の物語が交錯する。(ここまで映画サイトからの引用)

人は悲しみを抱えて生きている。

生きてきた環境、関わってきた人、彼(女)らとの関係性などは人それぞれなので、その「悲しみ」は個々に違うけど、それぞれの「悲しみ」がそこに存在している。そして、その悲しみに対する解釈も違っている。

3つの島で3人の抱える悲しみも違うものだ。ただ、どこかに自分で自分を責めて、罪のような意識を抱え込んでしまっている。

それが個人的なものであればあるほど、それを誰かに吐き出せないんだよな。本当に苦しい。苦し過ぎる。

それでも、吐き出すことによってしか次に進めない。
ichikawaosamu

ichikawaosamu