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ありふれた教室のnoborushのネタバレレビュー・内容・結末

ありふれた教室(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

Das Lehrerzimmer/The Teachers' Lounge 2023年作品
6.5/10
イルケル・チャタク監督
レオニー・ベネシュ レオナルド・ステニッシュ エバ・ロバウ
第96回アカデミー賞・外国語映画部門ノミネート。
中学校の女教師(ベネシュ)が主人公。学校で盗難が頻回に起こるので、
犯人捜しをする。
生徒から聴取すると、イスラム系の生徒が大金を持っていたということで、
本人家族に聞くと、犯人ではなかった。
職員室に主人公がサイフをおき忘れたふりをしてパソコンで録画すると、
職員が犯人(ロバウ)だと分かる。
職員の息子は自分のクラスの生徒。
犯人は父兄会で主人公に逆ギレするし、犯人の子供は荒れて、学級崩壊に。
主人公はせめて子供だけでも守ろうとする。
学校での盗難という学校にとっては大事件だが、世間では地味な事件から
大事に発展していくのが面白い。テンポがとても良く撮られていて、
サフディ兄弟の映画みたいなスピード感。
犯人については腰が引けていると思った。
イスラム系の子供については疑いをかけたことを、学校新聞で教師が
責められる展開なのだけれど、イスラム系の子供を犯人とした映画だったら
どういう話の展開になるのか気になる。
荒れた生徒と最期に主人公が心の繋がりを持つことで救われる。
小道具の使い方が上手かった。
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