幸せなシーンから急展開で奈落の底に突き落とされる。
充電器を貸した女性の「ごめんね」のセリフにエコーが
かかってたのが彼の心の声を表現してるみたいだった。
運転手という職業は客を選べないし聞きたくなくても聞こえてしまう状況下で夫婦のたわいもない口喧嘩、亡き妻がもし生きていたら自分もこんな喧嘩をしてたのかなとかバックミラーごしに見るエイミーの表情とか大きくなってたら娘と同じくらいかな。とか容姿が亡き娘と重なった部分もたくさんあったとおもう。
彼の中ではあの事件以来時間が止まったままで、苦しい日々の中でもエイミーのあの行動ひとつで彼は救われたしこれから時間を少しずつ進めることができるかもしれないとおもった。
それはあの事件を受け入れ妻と娘がいなくなったことを認めた証拠にもなるんだと思う。
気にかけてくれてるのが伝わったのか子供特有の空気を感じたのか、なぜエイミーがあの行動をとったのかはわからないけど……
18分間という短さを感じさせないここまでの作品は素晴らしい。めっちゃよかった。