Netflixオリジナル。
ウェス・アンダーソン監督が手掛けるロアルド・ダール原作の短編4部作の一つ。
賢いが小柄でいじめられっ子の少年が、大柄ないじめられっ子2人に目を付けられていじめの標的にされる、その顛末を描く。
ルパート・フレンドと子役の少年が2人一役で演じるほほ2人芝居。
（『ヘンリー・シュガー〜』と同じく作家としてレイフ・ファインズは登場するが、出番は少ない）
今作も絵本＋演劇のような演出なのに、画面構成は映像作品ならではなところがすごい。
いじめ描写はロアルド・ダール作品らしい残酷さ… だが、映像ではなく語りで表現されているので見やすい。
これまで大人のブラックさを描いた映像化作品は観たことあるけれど、子どもの方が場合によっては残酷だよね…
いじめ描写そのものに寓意が込められているのかもしれないけれど、演出は軽くても内容的には重いので観るなら覚悟がいると思う。
