菩薩

違う惑星の変な恋人の菩薩のレビュー・感想・評価

違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)
2.0
みらん氏目当てで観に行ったが如何にもタランティーノ大好きです人間が一生懸命原稿用紙の枚数だけ重ねた作文みたいな作品で普通にしんどかった。スキルポイント100あったとしたら96くらいを脚本に振っている為、他がまぁ貧相、据え置きカメラの中で人間がまぁ動かない。その脚本が優れていればまだ救いようはあるだろうが、会話「劇」とも言い難いそこら辺でいくらでも剽窃出来てしまいそうな単なる会話、それこそ美容院でカットの途中にどうしても出来てしまう「間」みたいなものをなんとか埋めようと一生懸命文字数を詰め込んだみたいな毒にも薬にもならない会話、私そう言う時頼むから黙ってて派なので30分くらいで飽きた。ストーリー自体は恋のベクトルが全く噛み合わない四角関係とハチクロをバイブルと崇める私が本来ならば大好物だと涎を垂らしそうなものだが、最近風間志織を観ていたこともあってか、全く情緒と言うものがないおっさんが考えるステディーでは無い関係(死語)みたいなんがマジでどうでもいい、中島歩が好きな人からするとまさに観たい中島歩なのかもしれないが…。そもそも「アサイケンイチ」役の愛称がベンジーで「牛田」役の愛称が「モウ」て、このセンスが私には全く分からないし、SPOTTED PRODUCTIONS のことだからどうせ通すべき筋も通していないんだろうなと思ったし(愛称に通すべき筋があるのかは謎だが…)、監督本人がサッカー好きらしく「ハシラタニテツジ」に「イハラマサミ」まで出て来ると言う…。中島歩が一応年長者と言うことでジェネレーションギャップを醸し出すために繰り出されるネタもいちいちおっさん臭いと言うか、なんやねんと思ったらまさかの監督歳下で余計にビビる。4人をそれぞれ対峙させるせいで一丁前に尺だけ長いが、それなりに圧力かけて圧縮したら1時間で終わる。ダラダラダラダラよう喋る…完全にnot for me案件だった。
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