抒情詩だと思った
そして『ゴースト・トロピック』と自主2本立てしたので、監督の癖とかスタイルがなんとなく分かった気がして嬉しい。
この映画、あの森のシーンを観るためだけにまたもう一度観たい。
あのシーンのとき、あ、私これを観に来たんだ、と思った。
この監督、まじで冒頭で引き込んでくる。
タイトル出た時のカット、何気ないんだけどめちゃくちゃ好きだった。
しかも身振り手振りが多いのは、多民族多言語のベルギーをそのまま表していたのね。
印象的な冒頭で引き込んでおいてから主人公がめっちゃ談笑しているシーンへ、そしてそこからの帰り道、という組み立てが2作で一致してたように思うけど意図かしら?
そして『ゴースト・トロピック』は一瞬の邂逅のためのロードムービー、『Here』は再会と別れの積み重ねのお話で、そのコントラストも良かった。
映像、ほんっっっっと綺麗……
あと、音が不思議だったな。
ハイファイな環境音ではなくて、多分映像に合わせて少しざらついてて、コンプかかってるみたいなかんじ。「映画の音」っぽくないんだけど、でも全然嫌な感じじゃなくて、映像に合ってて引き込まれた。
こういうパターンもあるんだな…
前半寝ちゃったのほんと悔しい