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サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者のmakoのレビュー・感想・評価

4.2
《インド史上初めて英国軍と戦った偉人を描いた歴史アクション》
◎84点

【熱風!!南インド映画の世界】で上映された。
日本初上映。
2019年/インド/テルグ語/167分
監督: スレーンダル・レッディ。
字幕翻訳: 小森亜貴子。

【あらすじ】
1840年代、南インドのレーナードゥ地方には事実上独立した61の領主国家があったが、イギリス東インド会社は征服を推し進めていた。ウイヤーラワーダ地方の領主ナラシムハー・レッディは、各地の領主を団結させ、増税に苦しむ民衆を従えて反乱を起こす。ナラシムハー・レッディはイギリス東インド会社の軍隊にいったんは勝利するが、しかしその後敵方の姦計と壮絶な復讐が待っていた―。

『RRR』でもイギリス人によるインド人への横暴が描かれていたが、本作にも描かれていて観ていて悲しくなった。
イギリス人はインド人を野蛮人と言うが、どっちが野蛮人なんだと観ていて腹が立った。
豊かだった生活がイギリス人のせいで一変した。

『RRR』味と『バーフバリ』味。
見応えある歴史アクションでした。

ナラシムハーは人格者。強くて優しい。民に慕われていた。
だが、領主の中にはナラシムハーを疎ましく思う者がいて、ナラシムハーがイギリス軍に対抗するのを邪魔し、イギリス軍側につこうとする。

いつの時代にも、民衆より自分達の利益を優先する者がいるがそれでは国は窮するばかり。
正に日本がそれ。自民党は日本国民より移民や海外を優遇し、日本人の暮らしは悪くなる一方。

ナラシムハーがイギリスの支配から脱するために行動を起こす姿に胸が熱くなりました。
独立の戦いだけじゃなく、ナラシムハーの生い立ちから恋愛も描かれていて面白かったです♪

エンドロールでは、インド解放を戦った人達の肖像画(だったと思う)や写真がいくつも出てきました。

ナラシムハー・レッディ役のチランジーヴィは『RRR』のラーマ役ラーム・チャランのお父さんなんだって。本作の制作はラーム・チャラン。チランジーヴィさんは大スターだそうです。知らなかった😅



⚠️メモ📝ネタバレになります⚠️

★ラクシュミとの悲恋。
結婚の約束をしてたのに😢
★1847年にナラシムハーは絞首刑に。彼の首は城内に30年晒された。





観客 8人
劇場鑑賞数 #134
2023鑑賞数 #148
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