タコ社長

日本の熱い日々 謀殺・下山事件のタコ社長のレビュー・感想・評価

3.5
戦後、敗戦国、転換期、国策、アメリカ、朝鮮戦争、オリンピック……。そんな真っ只中に置かれた国民は当たり前のようにひとつに束ねられなくてはならず。一市民の生命に構ってはいられないというリクツ。どこまでも理不尽な構造だからこそ、この映画にある仮説?が導き出す結末の意味を自分の頭で考えなくちゃならない。樺美智子さんの解剖を下山事件自殺説を唱えた大学病院が行うという皮肉。仲代達矢、揺るぎなく最高。
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