りょうすけ

異人たちのりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

異人たち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「異人たち」

日本版を観ずに鑑賞したんだけど、結果的に正解だったと思う。鑑賞後シネコトさんのレビュー動画を観て考えを纏めたのだが、昨日の夜から本作のことしか考えられない。映画を観ている最中は「正直それほどかな」という印象が強かった。だけど、12歳の時に自分の前から消えた両親との関係性がアップデートされていったり、自分と同じビルに住む住人との愛情が深まっていったりと物語が進行するにつれてどんどん作品に引き込まれていった。こういう映画を観ると家族とか恋人とか大切な人を想う気持ちって素敵だなって思う。
日本版から変わっていることといえば、主人公がクィア(ゲイ?)になっていることだが、ここにあまり不自然な感じは抱かなかった。むしろ作品の要素として取り込まれ過ぎて、元がどうなっているのか気になり、日本版を鑑賞するのがより楽しみになった。
ラスト、家族3人で食事に行くシーンも良かったし、実はビルの隣人も幽霊でベッドの上で抱きしめながらゆっくりとカメラが遠のいていくシーンも良かった。
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