地味なのに鋭い
散りばめられた大小の皮肉が可笑しいのだが、その可笑しさの裏側にあるものの深さを正確に知ることは難しいと思う
冒頭の大学生との不毛な会話がずっと頭に残っている
通じない人と通じるためにはどうすればいいのだろう
個人的には通じなくても一向に構わないのだが、もしもそれでは困る立場に立ったとき、どこを何をどう言えばどう説明すれば会話が成立するのか
そんなことを考えることこそ不毛だと思いながらも、気持ち悪さに引きずられている
ジェフリー・ライトの繊細な表情がとても良い
人柄が偲ばれる遺書も素敵
