アメリカン・フィクションのRyotaのレビュー・感想・評価

スランプの黒人作家が流行りに全力で乗っかった小説を偽名で書き上げたら評価されてしまい、自分の書きたい文学とのギャップに葛藤するコメディ作品
主人公の実生活は妹の死や親の介護、ゲイの弟との関係と新しい恋など普通のドラマ
だが、世間は「黒人の物語」はそれとは真逆の荒んだものが求められる
真実を明らかにしたあと、映画監督との会話でもギャップを埋められなかったのは冗談みたいだが、アメリカでは実際に起こっているのだろう
免罪符ではなく真実が描かれる社会であってほしいと感じた