<白人に受けるための黒人の”リアル”>
「黒人らしくない」作風のため受けが悪い黒人の小説家が主人公。
ステレオタイプではないために正当な評価を受けられない設定、あまり新しさは感じなかったけど面白いコメディだった。
ただ、この主人公、実際、教養も育ちも金銭もかなり恵まれた人で、家族の中でも特別扱いされて兄弟の中でひとりだけ医者にならず、作家になっている。でもどうもその幸運に気付いてないようなのが、ちょっと感じ悪い。そんな人。
でも主人公を演じるジェフリー・ライトがうまいんだろうけど、ちょっとしたところがいちいちおかしい。
エンディングもなかなか見どころがあった。
ただ日本語字幕がなぁ。配信ものの字幕は問題が多いけど、配信でしか見る手段がなく、しかもオスカー受賞作で注目が高いのだから、きっちり修正してほしい。