Jellyfish

アメリカン・フィクションのJellyfishのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.0
黒人文芸作家が主人公のブラック・コメディ。少し前ならユダヤ人作家が描きそうな話 (例えば フィリップ・ロス とか) を アマプラ で観賞。

変な方向に話が転んでいく様は「ドント・ルック・アップ」を想起。兄弟は医者ばかりで、実家も家政婦がいて裕福そうなのに、何故こんなに金に困っているのだろう。離婚のせい? タイラー・ペリーが何度か言及されるのだがその意味も理解できず。シネフィルにわかるのかな?

ニガー / ブラック / アフリカ系アメリカ人、白人の罪悪感、白人は、黒人は、というレッテル貼り。で最後は、低俗な大衆を笑い飛ばして終わる。
加えて、「バービー」等を差し置いてアカデミー脚色賞を受賞するなんて、まさに劇中で描かれる皮肉そのもの。

今年のアカデミー作品賞候補の中ではコレが一番面白いという人がいたが、そこまでではなかった。あまりに自己言及的で、人種の扱いのニュアンスも多方のも日本人には理解し切れないんじゃなかろうか。
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