BROOK

サイレントラブのBROOKのレビュー・感想・評価

サイレントラブ(2024年製作の映画)
3.5
鑑賞日:2024年1月27日
パンフレット:880円


私を救ったその手は、”神の手”でした――!


内田英治監督作品を観るのは初めて。

うーん、、、
ストーリーは一昔前のトレンディドラマだったかなぁ…と(苦笑)
たしかに劇的な展開ではあるんだけど、ちょっと”今”に合っていない感じがした。
でも、”映画作品”としては、これくらいがちょうど良いのか???


主演の山田さんと浜辺さん演じるキャラはとてもピュアピュアしていて、良かったと思います♪
北村を演じた野村さんも、そういうキャラなのね…と、イイ奴じゃん!


映画は、ペンキ塗りをしている清掃員の蒼が屋上から飛び降りようとしている音大のピアノ科に通う美夏を救うシーンから始まります。

美夏は事故により、目が見えなくなっており…
手術をしたものの、いつ目が見えるようになるかは分からず、医者からは経過観察中だと言われる。


ある日、美夏は旧講堂の古いピアノで練習をしようとするが、蒼の存在に気付き、彼をピアノ科の生徒だと勘違い。
それ以降、美夏のために蒼が旧講堂の鍵を開けるように。
いつか蒼のピアノも聴きたいと告げる美夏。


非常勤講師の北村が古いピアノを弾いているのを目撃した蒼は、お金を払うから自分の代わりにピアノを弾いて欲しいと依頼。

違法カジノに300万円の借金がある北村は5万円で依頼を請け負い、自分を蒼と偽って、美夏の前でピアノを弾く日々を送る。
蒼はお金のために昼夜問わず仕事漬け。

あるとき、寝坊してしまった蒼が急いで旧講堂に駆け付けると、美夏と北村が連弾しているのを見て、見入ってしまう。


北村が蒼に、気分転換にと美夏を誘ってドライブを提案。
だが、そこで美夏は北村に衝撃的なことを告げるのだった…。


作品はかなり”音”にこだわっている印象がありました。
静かな音の中での展開は、その雰囲気と相まって、とても素晴らしかったと思います。
無駄なな音が一切無い感じでしょうか♪
その中でのガムランボールの音の響きはとても印象的。

というか、ガムランボールというのものを全く知らなかったんだよね(苦笑)
良い音色だな~。


展開的には終盤がかなり問題あり。
普通そうなるか?的なことが多く、え?え?え?の連続でした(汗)
いや、蒼の友人の早とちりもあるが、北村もそれで良かったんかい?って…。
美夏に至っては・・・(略)

この辺りは、一昔前のトレンディドラマでは一番盛り上がったんだろうけど、今となってはツッコミどころが多い。


ま、終わり良ければ全て良し…ということでしょうかね。
ラストは良いカットでした♪


そうそう、エンディングテーマのMrs. GREEN APPLEの「ナハトムジーク」は非常に素晴らしかったですよー!
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